シトサの山歩記

アクセスカウンタ

zoom RSS 25 石狩岳

<<   作成日時 : 2012/09/06 17:16   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像

石狩岳         1967m       北海道        2009.8.27

 石狩岳はニペソツ山とともに東大雪山群の代表的な山である。深田久弥が日本百名山の候補としてウペペサンケ、ニペソツ、ペテガリ、芦別岳、駒ヶ岳、樽前山とともに挙げていたものであるが、これらの山は眺めただけで、登っていないので除外している。
登路は、音更山経由で縦走するコースと直登するシュナイダーコースがある。ガイドブック、『山と高原地図』などによると音更山コースは、登り7時間30分から9時間20分である。下りは、シュナイダーコースを歩き、3時間20分から3時間50分の間である。通常日帰りは厳しいのでブヨ沼のキャンプ場でテント泊する。現地で聞いた話では、健脚なら縦走コースの日帰りも可能なようだ。
 私は、最初から音更山経由は考えない。シュナイダーコースの往復を予定する。同コースの登りのコースタイムは5時間40分から6時間、下りは3時間40−50分である。これならなんとか日帰りできそうだ。最終的に私の途中の休憩時間を含めた予定行動時間は、登り5時間、下り3時間30分とした。
 単純標高差1161m、ガイドブックの累積標高差1205m、距離片道4.5km、往復9.1kmからすると登りのコースタイム6時間近いというのは、かかり過ぎていると思うが、かといって予定時間を短くし過ぎるのも問題とも思う。実はどの山でも登り・下りの時間以外に山頂滞在時間を30分取っており、それで時間調整をすることにしている。なお、登山口には山頂まで6.5kmとあった。ガイドブックの4.5kmと差が大きすぎる。
 昨日26日は芦別岳に新道コースの往復で登り、下山後山部町のスーパーで果物、飲料、パンなどを購入して午後2時頃、糠平湖に向け出発した。石狩岳登山の宿は登山口により近い幌加温泉旅館を28−29日に予約しているのだが、27日を休息日としているので糠平湖畔のぬかびらユースホステルを予約したのである。石狩岳、ニペソツ山の登山者が糠平温泉に泊まる場合、民宿山湖荘を利用しているようだ。
 R38を走り、狩勝峠を越えた後、ナビ任せでR718,598などを走り、瓜幕でR85に入り、然別湖に立ち寄る。R718はトムラウシに登るため2004年8月にトムラウシ温泉東大雪荘に向かった道であった。
画像

 然別湖は、大学生4年の時、1962年10月に北海道3週間、一人旅をやった時に訪れた地である。47年振りの再訪である。当時、なぜ、然別湖を選んだか、理由を忘れてしまったが、奥深い秘境?に憧れたのかもしれない。現在、ホテルのような大きな宿泊施設が2−3あり、大きな土産物店もある。ボートや遊覧船もある。湖畔に下りたりして20分ほど往時を偲ぶ。自然湖である然別湖は、できるだけ自然のままの状態で味わいたいものである。糠平温泉に向かう湖畔の道から小さな弁天島と鳥居が見えた。
 17時前に糠平湖畔のぬかびらユースホステルに着く。1泊2食6500円。大雪山国立公園博物館のすぐ近くにあった。この辺りから湖は見えない。早速、風呂に入り、18時半の夕食まで休息。夕食時の客は本州からのバイク旅の男4人、女3人と我々2人。この宿はバイク旅の客に人気があるようだ。バイク客は皆、単独行であるが、食事時には男、女それぞれのテーブルで情報交換などしていた。単独でバイク旅をしている若い女性が3人もいることに驚く。
 天気予報が気になる。テレビの予報では、27日曇り、28日雨だ。これを見て予定を変更する。27日を休息日とせず、この日に石狩岳に登り、28日を休息日とする。4日連続の山行となるがやむを得ない。夜は8時頃に寝てしまう。
 27日朝、5時20分に宿を出発。R273、糠平国道を北に向かう。昨日宿で聞くと石狩岳登山口まで45分という。右側の除雪ステーションの建物を過ぎ、少し先の幌加温泉の標識を過ぎ、数分走ると十勝三俣の手前に石狩岳・ニペソツ山・音更山方面の道標が左手にあり、林道に入る。糠平温泉から林道入り口まで17km、20分ほど。林道に入って3分ほどのところに石狩岳とニペソツ山方面との分岐があり、右側の石狩岳登山口方面に向かう。
 途中、小振りのシカを2頭見かける。10分ほど走ったところ、右手に音更山・ユニ石狩岳への登山口があり、大きな看板がある。さらに5分ほど走ると御殿大橋が見えてくる。    その右手やや下に大きな看板、仮設トイレがある。
画像

 登山口だろうと下りてみると、前方に丸太3本を組んだものがあり、その下に石狩岳シュナイダ−コースと記した板が置いてある。その右手に白い階段状の登山道がある。3本組の丸太の先には沢が流れている。大きなフキの葉っぱの前で妻の写真を撮る。その時帯広ナンバーの車が1台入ってきた。
6時10分出発。天気は曇り。晴れていればここから石狩岳の山頂が見えるはずだ。登り口の右手に山頂まで6.5kmの標識がある。少し上がり、笹と樹林の道を歩き、やがて沢沿いの小沢の道に下りて沢道を進む。左側の小沢を2つ渡渉してまた笹と樹林の平坦な道を歩く。ピンクのテープが30−40mおきにある。登山口から40分ほどで尾根取り付きだ。山頂まで4.5kmとある。
ここから急登になる。10分余り登ると巻道になる。7時になったので休んで朝食を取っていると帯広ナンバー車できた51歳の男性が上がってきた。彼は、近年登山を始めたばかりという。彼が先行する。巻道から尾根筋の道になる。帯広の男性についていこうとするが、やがて離されてしまう。
しばらく中くらいの坂道が続くが、次第に急坂になっていく。霧雨になってきたので雨具を着ける。岩や木の根、枝を掴んでの登りになる。天気が良ければダケカンバなどの多い山道自体の景観は日本庭園的でよいはずだし、ところによっては石狩岳の山頂部も見えるはずだが、今日はまったくダメ。
8時15分、「かくれんぼ岩」の標識のある岩場を通過。ガイドブックによると「はだか平」、「ラクダの背」、「ニベ貝の座」、「かくれんぼ岩」などのポイントがあるとされているのだが、私が気づいたのは「かくれんぼ岩」だけ。地面を見て歩くだけの余裕しかなかったためか。それとも今は標識がなくなっているか。この痩せ尾根の厳しさは、飯豊連峰の朳差岳の足の松尾根以上か。
次第にハイマツが増えてくる。ダケカンバ、ナナカマド、ミヤマハンノキなどがほとんどなくなり、ハイマツ帯になる。その少し上で開けた平地に上がる。石狩の肩で、音更方面への縦走路分岐になっている。ここまでくれば山頂まであと40分ほどだ。残念ながら山頂部も周辺の山も見えない。
左への道を取り、少し下ってからハイマツの多い道を登っていく。山頂近くで下りてきた帯広の男性に会う。彼に石狩岳最高地点1967峰について聞く。山頂から5分ほど先にあり、ケルンがあるだけという。
9時30分、石狩岳1966m峰山頂に着く。予定時間5時間に対し、3時間20分で着いた。狭い山頂には、石狩岳の標柱があるが、字は読みづらくなっている。ほかに三角点のような石柱と四角で平たい石版がある。少し休んで最高地点1967m峰に向かう。とはいっても霧の中、どれだか分からない。霧の切れ間に見えた3つ目の小ピークがそれらしい。
画像

 右側のザレた巻道を進む。5分余りで1967峰に着く。細長い頂稜で手前側にケルンがある。写真を撮った時、丁度ケルンの背後にある1966m峰の山頂部が見えた。ほとんどのガイドブック、『新日本山岳誌』ともに1967m峰を山頂としているが、2つの山頂についての説明がまったくない。『山と高原地図』では1966m峰が山頂となっている。1mしか違わないのだが、どちらが正式な山頂なのかは重要なことだろう。
 1966m峰に戻って少し休息する。晴れていれば周囲の展望はいいし、登山口の駐車場まで見えるはずだ。何も見えないので下りることにする。縦走路分岐で妻にケータイするとつながった。13時頃登山口に戻ると伝える。ケータイがつながらなかったら2時間も登山口で待つことになる。
画像

 復路は、気分的に余裕ができたのでシュナイダーコースや痩せ尾根の下りをじっくり味わいながら下りる。日本庭園的な岩や樹林のあるところでは写真も撮る。登山口には12時40分に着く。往復予定時間の9時間に対し、6時間30分で済んだ。
妻はまだ来ていない。石に座って休んでいると何台かの車が御殿大橋を渡って上に上がっていく。後で分かったことだが、その先に露天風呂の岩間温泉がある。妻がきたので果物などを食べたり、泥で汚れた雨具の下やスパッツを洗ったりする。
そこへ岩間温泉方面から下りてきた乗用車の男性がやってきた。東京の人で57歳。三百名山は二回り目で、すでに280座という。正確には、数日前まで299座と280座登っていた。最後に残っていたのがカムイエクウチカウシ山(略称カムエク)。今回の山行で、単独行で17時間かけて日帰りし、一回り目の三百名山登頂を達成した。朝 3時に林道ゲートを出発し、夜8時に戻ったという。もう一人日帰りする人がいて、その人は明るいうちにゲートに着けたようだという。
 とにかく山のことに詳しい。私が話題にする山についていろんな情報を話してくれる。焼山については4つのルートがあり、杉野沢橋からだと13時間で楽に日帰りできるという。私が火打山から縦走する予定というと、あまりよくないといっていた。私との力の差がありすぎて、かえって参考にならないと思う。
 今日の宿、幌加温泉旅館に向かう。途中、キタキツネを見る。旅館は登山口から30分もかからないところにあった。1泊2食5900円。幌加温泉にはもう1軒、素泊まりの鹿の谷旅館がある。こちらを利用する登山者も結構いるようで何台か車があった。
 幌加温泉旅館は、昭和30年、1955年に建てた湯治旅館。湯治に人気があった時代はかなり繁盛したらしい。今は、秘湯好きの人か登山客が主だ。浴室には硫黄泉と食塩泉の浴槽があり、秘湯の雰囲気十分な作りになっている。風呂場の天井板も部屋の壁紙も剥がれているところがある。少し手入れしたり、工夫すれば人気の秘湯になりそうな宿である。1991年に前の所有者から購入したS氏(72歳)が現在1人で運営。客が多いときはお手伝いさんを頼んでいる。素泊まり2000円の別棟もある。
 温泉に入り、温まって1時間余り昼寝をする。夕食後テレビの天気予報を見ると29日の天気は芳しくなく、30日が晴れとなっている。ここでまた迷うことになる。

[歩程]前後泊日帰り 登り3時間20分、下り3時間5分、往復6時間30分(山頂5分)

二十一の沢出合登山口610−645尾根取付きー715尾根道―815かくれんぼ岩―850縦走路分岐855−930石狩岳山頂935−940最高地点1967m−948山頂1000−1020縦走路分岐―1050かくれんぼ岩―1145尾根・巻道分岐―1200尾根取付き1205−1240登山口 

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
25 石狩岳 シトサの山歩記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる